少女BBS

ひとりごとだけどっ

君のためにアタシがいたら

昔、同級生3人組で遊んでる最中に アタシは、2人のうちの1人に、松潤の誕生日を言えるかいきなり尋ねられた

 

「え!?!」って笑って誤魔化したら

 

「じゃあ…」と2人が私を動かし、ドアが閉まる

 

 

 

えーっ!?✨

 

 

 

パタン…

 

 

 

アタシは、松潤の誕生日が言えなくて拉致されたのだ

 

そんな…これだけで、拉致なんて…

 

 

いや、でも…

 

そういや 夕方に近くの山に垂れ下がったつるでターザンごっこしてるとき、松潤のイメージカラーは?って聞かれて それもピンクって言って間違えてムッとされたのを思い出した

 

思い当たる布石だった

 

こんな時間をホントのことだとあたしに伝えたものは あまり使われていない物置の埃でも洗濯物でもなんでもなくて、まさかの、クーラーのない部屋で湿ってくるあたし自身の前髪だった

 


2人の声が向こうの部屋から聞き取れるくらいの声で流れてきた     話は、もちろん嵐の話

 

とにかく、ずっと誰も見ていない部屋で体育座り

 

「ゆりちゃんにはCDダビングしてあげたくない!」と聞こえてきたとき

 

「別に、嵐好きじゃないし!」

 

とは、言えなかった

 

なんか、たまらなかった

 

前髪だって、小5に正直に、ベタベタに割れた!

 

そこからアタクシは

 


パソコンで嵐検定を検索し、知識をつけた 

 

嵐検定ハードモードが解けるようになった✨

 


昔の嵐の深夜番組だって調べて見た
歌詞だって、覚えた
みんなのソロパートも

 

そして数ヶ月後、
嵐検定で学んだ嵐の可愛いとこ、いっぱい言ったら、2人はもう遠くの道路に気がいってた

 

いつの間にか、嵐のことが大好きになっていたときには、誰も嵐の話してなかったけど!でもあの時拉致してくれて 未来なんてさすぐに変わる 変えてみせるって、教えてくれなかったら私なんか 多分もっと悲しかった ありがとっ

 

前へ

昨日はやさしい人間に当たった。オトンにはなんで普通に出来へんねん!と怒鳴られながら下に降りて、オトンの作ってくれたレトルトカレーを食べた。

今日は良くなろう 謝ろう 美しくなろう と思い、気晴らしに電車に乗った。明度を急激に上げて全てが白く消え去ったような日照りが全て無かったことにしてくれているようだった。マスクの下にはじっとりと汗をかき、眼鏡が鼻の油で何度も落ちる。

電車の本数は1時間2本しかない。あと2分で電車が来る。俺はタイミングを見計らって信号無視をした。小走りで横断歩道を渡りきったところでピョピョ と後ろから他人事のような信号機の音が聞こえてきた。信号無視なんてもうしない。

しばらくすると、俺を追い越して早歩きで踏切を渡る人間がいた。もう何ヶ月も前に切りそろえられたであろう襟足が肩に重くかかっている。

模範解答のようなダサい服装

メトロノームのように規則的に歩く姿

中学まで一緒だった同級生だとすぐにわかった。

卒業文集にそれぞれが将来の夢や思い出を書いている中、1人だけ夢の中の女の人に恋をしたことを書いている人間がいた。それが今前に座っているこの同級生

この異端な文集を読んで以来、俺は彼のことをやんわりと忘れていなかった

もう、当時使っていた緑色のリュックではなく、使い古した黒いChampionのリュックにヘルプマークを付けている。

同じ駅で降り、同じ速度で彼は規則的なので少し早歩きで後を付いていく。

俺は何故だか1人だけ感情が昂って

████くん、俺が誰だかわかりますか 

会話も特にしたことがなかったけど、俺は君が誰なのかわかるよ  君の文集は本当に良かったよ  ████くん!!!!ーーー

と思いながら改札を出ていく同級生を見送った。

わたしはやさしくなりたいっ

映画館バイトの接客中 知らない男の子を連れたオシャレな女の子にいきなり下の名前で呼ばれた。頭が真っ白になったが、数秒で私が音信不通になって以降お互いの居場所も知らなかったバンギャで、性格がヤンキーの、私の初めて出来た私と真逆の友達だとすぐにわかった

入学数日 遠くからあの子を見つけた時から私は直感的にずっと声をかけたくて、自己紹介の後、偶然その子から声をかけてくれた時 喉元まで出かかった声をようやく振り絞って「バンギャ?」といきなり不自然な声をかけたのが始まりだった気がする  (本当にバンギャだったのだけど)

私が1人でお弁当を食べていた時、黙って彼女の友達を連れて一緒にご飯を食べてくれた

性格が真逆だったので、これまでの私の交友関係ではありえないことがたくさんあった。喧嘩勃発、恋愛バナシ  花火もしたし、ドブ川で泳いだこともあった。微妙に生理の日に友達の家のビニールプールで何故かプカプカ浮かんだこともあった

17歳は、激動  なんでかな  なんでかなあ

そんなに調子が悪くてもお弁当を忘れる

あの子に、お昼ご飯代を何度も貸してもらった気がする

私はひねくれていて性格が悪くて、全部をたまにひっくり返す  熱も出ないのに部屋が煙臭い    だけど今日みたいな日がふわっと香るとき、案外悪くなかったのだ 何も と知るのか、変わるのか  わからない  私にはまだ何が解釈で、何が真実なのかよく分からない

さっき、無意識に手を取り合って泣きそうな声で「探しようがなかったから 今も だから、頑張って」と私のレジから瞬く間に遠くなって、知らない人がファンタメロン

私の全部が白くて丸になる   その後暫く注文されたジュース ファンタメロンが、覚えられなかった。きっと彼女の趣味なら東京リベンジャーズを見に来たんた。今ロッカーで私は電話番号を書いている

16時50分に上映が終わるとバイトリーダーから聞いた   渡すんだ  絶対に、私はその時間に彼女を見つけてこのメモ帳を渡すんだと思う

言葉にもできないことがいっぱい

なう(2022/12/04 12:59:07) i still loveキミのコトバがまだ離れないの…✧︎


2階の一人部屋でPerfumeをイヤホンで流すと 父親の足音が電子音に沈んだけど、それでも壁の向こうでまだ息を止めている

あたしもう19じゃないんけド。。

源泉徴収 綺麗なファミレスの建て替え 親知らず 総合病院のおじさんの受け付け前の検査 百貨店の駐車券を探すお母さん 湿った前髪 胃痛 グレーの部屋着

風景
空には、公団のおじいちゃんの杖を着く音が不規則に響くだけっ

イチョウの木 ふと見たB14棟 サイドガラスからの直射日光 赤茶に光る髪の毛 スーパーの駐車場で留守番中フロントガラスを覗き込んでくるおじさん  アカウントがなくなった、ずっと昔に繋がっていた人

何も一生いなくならないで!

o,+:。☆.*・+
。・.。*・.*・✰⋆。:゚・

今日は 親知らずを抜こうと総合病院の受付に行ったけど、予約しかできなかった!痴呆みたいな顔で上目にフロントガラス見とったら、駐車場が世界に見えた!通り過ぎるダウンを着たおじさんにアタシの世界覗き込まれてた・.。・.。
病院の駐車券も、入る時におっさんがしてくれる案内も 全て なんでこんな事しなくちゃいけないんだろうって胃が痛くなった✨️鏡に映るアタシも、嫌になった✨️


だから、Perfumeを聴いた!

Perfume、最高!!


あたくしがもしも中田ヤスタカにプロデュースされたら?あたしがんばります!みたいな気持ちで手を広げるように歩く✨️Perfumeを聴いたら、ダンスが本当は自分はできるんじゃないかと勘違う!
グレーの部屋着が風を切るだけなのに!

おばあちゃんは笑顔で「いい子に育ってくれて嬉しい。よかったなあ」と母の顔を見て椅子の上で笑っていました!写真を撮っても、空のような笑顔で遺影に使うとか言うのです!最近お小遣いの頻度と額が増えて、アタシは、少し、焦る!

拒否りまくった!

みんないなくならないで!

私もバイトしてみるから、誰もこの世界から居なくならないで !だってさー

だって
すっと いなくなるかもしれない  景色が綺麗なうちに 窓からイチョウの木を見つめることのように 風景のように飛び降りるのかもしれない  生きていれば あるから 私なんかでは 決定的な部分は止められないのが最初からよく分かるから

でもあたしじゃ、どうしようも出来ない。すごく悲しいけどあたしじゃダメなことなんてこの世に沢山あるし だからあたしが友達じゃなくても 居なくならないで欲しい

 

家コンプレックスだった人間の話

私の夢は花屋になることでも看護師になることでもなく、2階の自室のベッドから落ちることであり、櫻井翔くんのポスターを壁に貼ることでした

なぜこんな夢を持つようになったかというと、友達が何気なくネタにしてる時、すごくキラキラ 魅力いっぱいに聞こえてしまったからです

ただの笑い話でしたが「私だってベッドから落ちたい、ソファーでうっかり寝てしまいたい!」    いつもそう思ってしまいました

外にある風呂場は、小さい頃は窓から覗く五月の夜の鯉のぼりが 小学五年生の頃には都市伝説サイトの黒背景に禍々しいフォントの赤文字で書かれた薄気味悪い文章が シャワーの度瞼に浮かんで目を閉じられませんでした

そんなうちに、巣から落ちたツバメのヒナが家に来ました

父はミミズを取ってきて、母は割り箸でちょっとあげたりしたけど、全然食べてくれなかったりして

それでもペットなんて飼ったことがなかったから、これから新しい楽しいことがこれから始まる気がしてうれしかったです   

すぐ死にました

ホタルが死んだ次の日の節子って、自分達が惨めになって泣いたんだろうなと思うんです  蛍が死んでしまったことに悲しんでいたのではなくて

ツバメが死んだ時、私はそんな気持ちでした

その後くらいに  ハムスターのキキちゃんを飼い始めます

私は、キキちゃんを手に乗せてよく散歩しました

犬みたいに散歩したくて、そんなことはなんにも知らないキキちゃんに外の世界を見せました

2年後くらいにキキちゃんは死にました

だんだん、周りの皆には「一人部屋」が出来ました

知り合いから櫻井翔くんのポスターを貰った時は、これを自分の部屋の壁に飾れたらどれほどいいだろうと考えながら、自分の勉強机がある方の壁に貼ってみました

中学の頃から前髪命になり、 朝学校に行く前には必ず毎日台所の給湯器でお湯を出して前髪を洗いました

シャンプーを忘れて風呂場に取りに行ったときの冬の外の空気がおいしかったです

家庭訪問が憂鬱でした

次からどこかで貧乏 という視点で見られる気がして嫌でした

中3の時、男の担任に「これ、○○ちゃんと弟くんの部屋?」と聞かれて、なんかすごく情けない気持ちになりました

 

 

色々あって、高一の冬くらいから二階建ての風呂が中にある家になりました

 

そして私はこの前  壁になんのポスターも貼っていない自分の部屋でベッドから落ちました

そんなことは全部忘れて

全ては悲惨な思い出の陽だまりだった

 

最近、帰りの電車で、小学校のときの友だちのかおりちゃんとそっくりな子を見かける。

見るたびに、それがかおりちゃんなのかどうか知りたくなった。わたしは、喉元につっかかる行動を視線に変えて、ただ、その子のエンジェルブルーの手提げカバンを見つめていた。

ある日、その子が、席がない中でドア前で地べたに座り込んでいた。雨の日の電車の床だった。
私は、席を譲りたくて声をかけた。
そしたら、「大丈夫、」って言われた。

声も話し方も、発し方が昔より、大人っぽい。

そして、もう一回聞いてしまい、もう一回、
「大丈夫、」と言われた。

それからは 2回目を後悔しながら下を向いていた。影が風景に変わり、揺れ続けていた

かおりちゃんじゃないんだろうけど、わたしは忘れられません!

o,+:。☆.*・+。・.。*・.*・✰⋆。:゚・

クラスでかおりちゃんが、給食の時間 牛乳瓶で頭を小突かれた
アタシは、これが、本当に、許せなかった
腸が煮えくり返るほど、許せなかった

だからアタシはいじめっ子めがけて、
「ちょっと、なにしてんの!!?!!!」といじめっ子に咄嗟に怒鳴ってみたことが


ない。


アタシは、友達のいじめっ子の幼馴染に睨まれて、かおりちゃんと手を繋がなかったことが


ある。


アタシは、臆病だった

だから、オカンに言いつけて、連絡帳に先生に生徒の悪事を書いてもらった

何も変わらなかった

アタシは、それでも、「ちょっと、何してんの?!」と 帰り道、かおりちゃんをいじめた子に怒鳴ったことがある

ちょっと〜 何してんの〜✨

何してんの〜✨

してんの〜✨

の〜✨

ちょっと怒鳴り方を真似されて笑われて、スルーされただけだった。

かつてバナナマンの日村が「この世界の人間は二種類に分けられる。舐める人間か、舐められる人間か、なんですよ!設楽さんは、舐める側でしょ?ボクは舐められる側」と深夜のバラエティー番組で説いていたことを、強く思い出した。アタシは、日村だった。完全に、日村の言ってることが、わかった。

アタシは、かおりちゃんをいじめる子のいるグループのカスカベ防衛隊みたいなグループに入れさせてもらっていたことがあった。そこで、ひみつの交換日記をしていたが、交換日記に「脱退します!本当に、ごめんなさーい‼️」と書いて、渡したあと、めっちゃ嫌われた

そこからはよく、学校帰りかおりちゃんと、たくさんのことをした。
アタシは、はじめてかおりちゃんと同じ歩幅で歩いた日の時間の過ぎ方、日の落ち方を、よく憶えている

かおりちゃんは、一歩がとことん小さかったから どんどん部団が遠くなっていった
いじめっ子気味だったアタシの友達も、みるみるうちに遠くなっていった
ゆっくり踏み締めたら、コンクリートの白い壁が、実はクリーム色だったことにも気がついた
かおりちゃんとアタシにだけ日が落ちた帰り道だった。



かおりちゃんの家で、よく図書館ごっこをして、遊んだ。かおりちゃんに、「これ…面白いから!」と屈託のない笑顔で漫画を勧めてもらった。おそらく、かおりちゃんのお姉ちゃんの持つ漫画だ。さっそく借りて家に持って帰ったら、オカンに「アンタにはまだ早い!」と怒られた

オカンに線を3本書いて、ハシゴに似たその単語がなにか聞いたのだ

o,+:。☆.*・+。・.。*・.*・✰⋆。:゚・

しばらくすると、先生がかおりちゃんとアタシを絶対ペアにした

アタシは、かおりちゃんと過ごす修学旅行で 寝るときに電気を消せなかったり ちょっと楽しみだった しいたけ取りが、かおりちゃんの靴紐を結ぶことを見守って、ひとつもしいたけをとれなかった苦労も、確かに感じた。組み立て体操のペアになったとき、アタシの膝の上で姿勢をとった時にうんちを漏らしていた!と下校中、早口に打ち明けられたことも、懐かしい。

o,+:。☆.*・+。・.。*・.*・✰⋆。:゚・

中学生になって、いじめっ子気味だった友だち含めてみんな、まるごとすっかりやさしくなった

アタシは、かおりちゃんとペアにならなくなった。

特別学級ができて 私は吹奏楽部に入って、もう、下校時間が合うことも減った。

ある日、

なんとなく覗いた近所のお祭りで、わたしはかおりちゃんを見かけた。

昔のいじめっ子と、かおりちゃんが笑って話していた。
かおりちゃんも、いじめっ子も、笑っていた。

わたしは、いじめっ子よりもかおりちゃんとうまく話せなくなっていた。

それでもかおりちゃんは変わりなくハイタッチをしてくれた。

しばらくして、やさしくなったいじめっ子や、めっちゃ仲の悪い後輩と取り組んだ、最後の吹奏楽コンクールは、銀賞に終わった。練習中、泣きはしても喧嘩しなかったから、そうだろうとは思った。先生曰く、銀賞の一位だったらしいが、誰も銀の一位おめでとう!とは言わない、銀は銀だ…
金賞になるときは、大体ヒステリックな喧嘩が必ずある。
本音の衝突の後の、金賞ゴールド。
銀の一位は、私たちらしい最後だった。

もうすぐ卒業だってのに、わたしはわりと、捻くれていた。

あれから、昔は旅立ちの日にを歌うことに憧れていたのに、それすらも少し、斜に構えて合唱練習をした

それでもやっぱりやっぱり、旅立ちの日には いい曲だった


良いことにも、醜さは混じる
悪いことにも 
だからあたたかな黄色になる✨
ただ、全ては悲惨な思い出の陽だまりだったっ!

校庭の木陰混じりのアスレチックから眺めて、一目瞭然だ


陽だまりの中、もらった紅白饅頭をもって、グラウンドの砂の上 あるいは芝生の上

いつもより白い真珠をつけたオカンの芳香剤のようなスーツの匂い

なにもかも、なくなっていた
そう、みんな過ぎたのだ…

o,+:。☆.*・+。・.。*・.*・✰⋆。:゚・

そんな卒業の数年後、私は今
休学した学校に、2年休学したのち、もう一回行っている。

そんなとき

エンジェルブルーの手提げカバン

昔のまんま、

かおりちゃん!?

いや、

かおりちゃんのような少女がいた

いつかまた、ハイタッチくらいは、できないかな

それからたまに、見かけるその少女と、今日もまた、電車をすれ違うのだっ